2012/01/18

 スターファングルナット=フォークのコラム部分の中にセットするナットですね。基本的には叩いて入れるのですが、ご家庭で作業する場合のコツを紹介します。

 スターファングルナットは、フォークのコラム部分の厚み=穴の直径にあったサイズの物を使用します。写真のコラムは『アルミ製の薄めの物』なので、『中サイズ』。3つ並んでいる内のまんなかのサイズを使用します。

このコラムであれば、一番左の『大』サイズも、頑張って叩き込めば使用可能です。

 専用工具があれば、簡単に叩き込む事が可能ですが、年に何度も無い作業の為に専用工具を購入するのは考え物…、という事で、手元にある物で確実に作業する方法が↓こちらです。


 叩き込むスターファングルナットに、ボルトとトップキャップを取り付けます。

ボルトの頭をハンマーで叩く事になるので、実際に組み付けるボルトではなく、頭がつぶれても良い作業用ボルトを使用して下さい。
 フロントフォークのコラム上部に、ステムを取り付けます。


ステムは裏向きに=通常組み付ける向きとは逆向きに取り付け、コラムの上端が、ステム内部の中間程度にある状態で、固定ボルトを極軽く締め付けます。

 用意しておいた『スターファングルナット+ボルト+トップキャップ』をステムの上部に取り付け、ボルトの頭をハンマーで叩きます。

ステムがガイドとなり、スターファングルナットを真っ直ぐ打ち込む事が可能です。

 ある程度ボルト叩き込んだら、ボルトとトップキャップを外して様子を確認して下さい。

スターファングルナットの上部が、コラムの上端から10mm程下がった所まで打ち込めたら作業完了です。

  スターファングルナットの取り付け