「角度の低い(浅い?)ステムをスペーサーを使用して持ち上、ハンドル位置を高くする」というのは基本的なセッティング方法ですが、何枚もスペーサーを入れるとなると前輪は持ち上がりにくいし、操作性も悪くなるし・・・。スペーサーを20mm以上入れるなら、もうステムを交換する事をオススメします。
実験してみればよくわかりますが、スペーサーをたくさん入れると、前輪が持ち上がりにくいだけでなく、取り回しに変なクセが生じます。

ステムの角度はけっこう重要です。 簡単に言うと、角度がキツい方が前輪が持ち上がりやすいです。
例えば、角度の浅いステムにアップハンドルを使うのと、角度のキツいステムにストレートバーを使うのとでは、ハンドルの高さそのものは同じでも、前輪の持ち上げやすさは違ってきます。
後ろが短く、コンパクトなバイクに乗っているので、前輪がポンポン持ち上がるのは困る・・・という場合はステムの角度を低めにすれば少しはマシになりますし、「どうにも前輪が持ち上がらない・・・」とお困りの方は、ステムの角度をキツいものに換えれば少しは解消されるでしょう。

  ステムの角度