ハンドルバーの長さ... 

 「ハンドルバーの長さ?そんなもん、好みで選べば良いっしょ?」と言ってしまえるならそれが一番!
「イマイチ自分にとってのベストがわからない…」というライダーさんに送る「ハンドル長さの基本セッティング」です。


ハンドルが上向き、いわゆる「鬼ハン」


ハンドルが横向き。

 
上の2枚の写真は極端な例です。「ハンドルのベンドの向き」を、上向きにするのか?横向きにするのか?
好みにもよるのですが、セッティングに困った時はまず基本的なベンドの向きにセッティングしてみましょう。「基本的なベンドの方向・・・」一番自然なのは「ベンドの方向の→(矢印)が、腕のラインに重なる」セッティングだと思います。

 一番自然なポジション…ほとんどのライダーさんにとっては「スタンディング」だと思うのですが、この状態で「ベンドの方向がそのまま腕のラインを向いている」セッティングを基本と考えて良いかと思います。

まずはこのセッティングで乗ってみて、そこから「もうちょっと鬼ハン気味に…」とか「もうちょっと寝かせて…」と調整すれば良いかなと。「ダニエルで安定させようと思ったら少し鬼ハンにした方がラクチン♪」というライダーもいますし、「体を後ろに引いてタメをつくる時には、ハンドルが寝ている方が安定するし力が入る」というライダーさんもいます。

 もうひとつ付け加えておくと、バイクによって基本となるハンドルの方向は大きく変わります。


 

上の2枚の写真、左はホイールベースが長く、前長後短の今時のバイク。右はコンパクトでオーソドックスなジオメトリーのバイクです。 どちらも無理をしているわけでは無く、「一番安定するポジション」でスタンディングしているのですが、上半身の位置や腕とハンドルの角度はこれだけ違います。 当然、基本となるハンドルのベンドの方向も違って当然。

 バイクによっても、ライダーによっても、ベストポジションは異なるということですね。上達のために、気持ちよくライディングするために、ポジション作りはとても大切。そのポジション作りは、やっぱりライダーさん自身で出来た方が良いと思います。

  ハンドルの長さとベンド角