フロントフォークの長さのちがいで一番影響するのは・・・、「乗り味」です。同じフレームでも、フロントフォークが違うと「ホンマに同じバイクかぃ?」とうたがってしまうくらいバイクの性格が大きく変化します。

 何かとハヤリのアップBBのフレーム、「BBを高くしたらバイクの操作が軽くなる」という事がわかっています。おぉ、と言う事は。フロントフォークを長くすればその分BBが持ち上がる・・・と。じゃあフロントフォークもどんどん長くしちまえ!! と、そうそう簡単にもいかないのですが・・・。
フロントフォークが10ミリ長くなったら、バイクにもよりますがBBは数ミリ高くなります。数ミリの違いは大したことなくても、これが5ミリ、10ミリとなると確かにバイクの乗り味は変化します。
また、長いフロントフォークをつける=ヘッド部分が持ち上がる、という事は基本姿勢でバイクが少し立ち上がった状態になっているわけです。
前輪を持ち上げるという動きはバイクを立ち上がらせるという動きなので、長めのフロントフォークで最初から1cmでも2cmでもバイクが立ち上がった状態になっているのなら、それだけ前輪を持ち上げるのがラクになります。

古いデザインのトラ車やスラローム用のバイクでトライアルを楽しんでいるなら、思い切ってかない長めのフロントフォークを使用する事でバイクがビックリする位載りやすくなる事も考えられます。
逆に、最近のトラ車に乗ってて「前輪がパカパカ上がりすぎて困る」という方は短めのフロントフォークにすればずいぶんマシになります。パラレルやダニパラを練習しはじめた中級者さんにとっては、フロントホイールが簡単に持ち上がることはデメリットだったりもします。

 

   

  フロントフォークの長さ 3