リムについて

Q:ストリート用のリムは細めの物が多いのですが、なぜ太いリムは使わないのでしょうか?

A:トライアルの場合、に『エアボリューム(タイヤの容積)が多い方がタイヤの反発を使いやすい』というのと、『リムが広い方がタイヤのショルダーが広がってタイヤの接地面積が増える』というメリットを狙って太目のリムを使用します。
対してストリートの場合、あまり接地面積が広いと摩擦が生まれて『回転系のテクニックでバイクが回りにくい』とか、『マニュアルが続かない』などのデメリットが生まれます。パンク対策として空気圧も高めに入れるのがセオリーなので、タイヤの反発も完全には使い切れないし、あまりに幅の広いリムを使う理由が無いという事になります。

もちろん、「ストリートで乗るけど、トライアルのテクニックがメイン!」というなら幅広のリムの方が適しています。また、個人的には、「タイヤの設置面積が少なすぎるとマニュアルが安定しないので、ある程度マニュアルが出来る様になるまでの練習は設置面積が広い方が良い」と思ってます。
幅広のリムを使うのも良いですし、タイヤの断面がまん丸ではなくて、ある程度接地面が平べったくなったタイヤを使うと良いでしょう。